自己紹介

早稲田大学文学学術院に所属して、スロヴァキア・ハンガリー・ハプスブルク帝国史を始めとする東中欧近世・近代史を研究しています。

これまでの関心は、近代国民形成が市民権や人権などの近代原理から構想されるだけでなく、それと同程度に中世後期ないし近世の身分制的・封建制的伝統、特に社団国家原理の援用によって正当化される過程を解明することでした。

近年は、こうした伝統的な複合的国制および国家概念そのものと、これに規定される人文主義・啓蒙主義・ジャコバン主義・共和主義・帝政概念などの機能と展開とに関心をもっています。

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・2019年10月1日
早稲田大学総合研究機構傘下のプロジェクト研究所「ナショナリズム・エスニシティ研究所」を設置し、所長に就任しました。同研究所HP(http://wine-waseda.com/)もご覧下さい。またTwitterも開設しております。

 

・2018年4月1日
早稲田大学文学学術院(文化構想学部多元文化論系・大学院文学研究科西洋史学コース)に、東欧史およびヨーロッパ文化論担当の教授として赴任しました。

 

・2015年4月1日
東海大学文学部ヨーロッパ文明学科に、東欧地域研究担当の准教授として赴任しました。

 

・2013年5月12日
日本西洋史学会小シンポジウム(テーマ:近世ヨーロッパにおける礫岩国家―複合する政体、集塊する地域)で報告します(於:京都大学)。
詳しくは、以下をご覧ください。
http://www.seiyoushigakkai.sakura.ne.jp/2013/program63th.pdf

・2013年4月27日
東欧史研究会4月例会にて、篠原琢・中澤達哉編『ハプスブルク帝国政治文化史―継承される正統性』(昭和堂、2012年)の書評会が開催されます。リプライを務めます(於:大正大学)。

・2013年4月4日
東京外国語大学の篠原琢さんが研究代表を務める科研(基盤研究A:ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権)を通じて招聘する、オクスフォード大学のオリヴァー・ジマー(Oliver Zimmer)氏と中央ヨーロッパ大学のバラージュ・トレンチェーニ(Balázs Trenchényi)氏によるNationalism Theory Conferenceにて、コメンテーターを務めます(於:京都大学)。


・2013年3月25日

・森原隆編『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂、2013年)が刊行されます。拙著「ハンガリー初期ジャコバン主義の「王のいる共和政」理論―近代ヨーロッパ共和主義の多様性と共生の諸形態」が編まれています。

・2013年3月24日
大阪大学の古谷大輔さんが研究代表を務める科研(基盤研究B:近世ヨーロッパの周縁世界における複合的国家編成の比較研究)研究会で報告します(於:大阪千里中央ライフサイエンスセンター)。

・2013年3月23日
ヨーロッパ近世史研究会第18回例会(テーマ:近世史研究の現在-二宮宏之さんのお仕事との対話)で、メイン報告者として報告します(於:京都大学)。

・2013年3月14日 ホームページを開設しました

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